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国際貿易理論小史

国際貿易理論小史
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小林 通 【著】 

17~18世紀、イギリス古典派経済学の貿易理論とは? その学説史的アプローチ。 〈本書に登場する理論家たち〉L.ロバーツ、W.ペティー、ダニエル・デフォー、ジョン・ロー、リチャード・カンティロン、ジェイムズ・ステュアート、アダム・スミス、D.リカードウ、ジェイムズ・ミル、J.S.ミル

著者
小林 通
出版年月
2008年11月30日
ISBN
978-4-7888-0633-7
販売価格
本体3,500円+税
サイズ
A5判
製本
上製
頁数
218ページ
備考

著者紹介

小林 通(こばやし・とおる)
1945年 長野県柏原生まれ
1975年 日本大学大学院経済学研究科博士後期課程満期退学
1976年 日本大学短期大学部専任扱講師
1986年 同教授
1992年 ロンドン大学研究所研究員
現 在 日本大学国際関係学部・大学院教授 博士(国際関係)

 

主要著書
『改訂外国貿易論』(単著)高文堂出版社 1991年
『明治の国際化を構築した人々』(共著)多賀出版社 1992年
『M&A成功戦略』(共訳書)産業能率大出版 平成3年
『国際経済の新視点』(単著)時潮社 平成5年
『貿易実務と外国為替』(単著)時潮社 平成8年
『国際分業論前史の研究』(単著)時潮社 平成9年
『現代国際経済システムの原点と構図』(単著)時潮社 平成13年
『東アジア経済圏構想と国際分業』(共著)高文堂出版社 平成18年
など。その他論文多数

書評の紹介

さらなる貿易論の研究成果  山崎 弘之
 経済学史で進められているこれまでの教科書も講義も、 どこかスミスの重商主義 (重金主義) 批判に善のレッテルを貼り、 歴史学派の保護主義に悪のレッテルを貼ってきたのではなかろうか。
たしかに、 短期的に見れば保護主義ほど利己的なものはない。
保護主義を受けるほうから見れば、どの国も被害者である。しかし、保護主義を採っているその国の国情を見なければなるまい。
もし、 スミスが徹底した自由主義ならそして結果主義なら、長期と言うよりもマーシャルが言ったように超長期で見なければならないのではないか。
マックス・ウェーバーの言葉を借りるならば、心情倫理であるよりは、責任倫理で見る必要があり、どこまでも結果主義でなければならないだろう。 判断は慎重になされねばならない。
それにはこの『国際貿易理論小史』がもってこいの本である。保護主義に幾つかの前提や仮定をおくならば、決して悪ではなく善になりうる。
そのような理論をあらためて詳細に紹介されている。(国士館大学副学長)

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