21世紀の擬制資本論―変容する資本主義
【推薦】
本書を読むと、資本主義が生きながらえている理由が株式をはじめとする擬制資本によるものであることがよくわかる。エコノミストや主流派経済学者には見えない世界が、『資本論』に通暁している鎌倉氏には見えるのだ。
佐藤 優(作家・元外務省主任分析官)
現代社会をマルクス学でどう読み解くかを、『資本論』研究70年の著者が問う警告の書である。
低迷するマルクス学は現代に通用するのだろうか? 宇野弘藏学派の継承者の著者が現代社会の問題を何が問題で、何が核心なのかを問いかける書でもある。
読後改めて、「目を開かせてくれる」ことになるだろう。
本書編集委員
- 著者
- 鎌倉孝夫 著
- 出版年月
- 2025年10月20日
- ISBN
- 978-4-7888-0780-8
- 販売価格
- 3,500円+税
- サイズ
- 4/6判
- 製本
- 上製
- 頁数
- 328ページ
- 備考
著者紹介
鎌倉孝夫(かまくら・たかお)
1934年2月、東京生まれ
1956年3月、埼玉大学文理学部卒業
1961年3月、東京大学大学院経済学研究科博士過程単位取得退学、経済学博士(東京大学)
1961年4月~1999年3月 埼玉大学助手、講師、助教授、教授、経済学部長を歴任
2000年4月~2006年3月、東日本国際大学学長
現在、埼玉大学名誉教授、東日本国際大学名誉教授


