われわれはなぜ富士山登山鉄道に反対したか—山梨県知事の富士山登山鉄道構想への批判と反対運動
山梨県知事が数年前「富士山登山鉄道構想」を提起し、スバルライン上に通年営業の登山鉄道と巨大観光施設建設を打ち出した。この構想は、世界の文化遺産、宝である富士山の自然を大幅に破壊するとし、富士吉田市長はじめ多くの市民が反対したため、2024年に知事は富士山登山鉄道を撤回した。本書は、その反対運動の記録であり、総括である。
(尾瀬自然ネットワーク副理事長大山昌克)
- 著者
- 村串 仁三郎 著
- 出版年月
- 2025年10月20日
- ISBN
- 978-4-7888-0781-5
- 販売価格
- 2,200円+税
- サイズ
- 4/6判
- 製本
- 並製
- 頁数
- 208ページ
- 備考
著者紹介
1935年東京生まれ
1958年3月 法政大学社会学部(2部)卒業
1969年3月 社会科学科経済学専攻博士課程単位取得満期退学
1969年4月 法政大学経済学部専任助手
1970年4月 法政大学経済学部助教授
1980年4月 法政大学経済学部教授
1982年3月 法政大学より経済学博士取得
2006年3月 同大学定年退職(同年4月法政大学名誉教授)
専門は労働経済論、鉱山労働史、現代レジャー論、国立公園論など
主な著書
『賃労働原理―『資本論』第一巻における賃労働理論―』(1972年、評論社)
『賃労働理論の根本問題』(1975年、時潮社)
『日本炭鉱賃労働史論』(1976年、時潮社)
『日本の伝統的労資関係―友子制度史の研究』(1989年、世界書院)
『日本の鉱夫―友子制度の歴史』(1998年、世界書院)
『レジャーと現代社会』(編者、1999年、法政大学出版局)
『国立公園成立史の研究』(2005年、法政大学出版局)
『大正昭和期の鉱夫同職組合「友子」制度(2006年、時潮社)
『自然保護と戦後日本の国立公園」(2011年、時潮社)
『高度成長期日本の国立公園』(2016年、時潮社)
『現代日本の国立公園制度の研究』(2023年、 時潮社)


