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フードビジネスの社会史

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フードビジネスの社会史
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社会が変える食、食が変える社会

「天然氷」産業が、アメリカ食をつくった
第二次大戦が、冷凍食品業界をつくった
「兵食」が和食のルーツになった
大阪万博が、チェーンレストラン誕生の導火線となった
大量生産が流通機構を作り、流通機構が大量消費を実現した

著者
茂木 信太郎 著
出版年月
2024年10月29日
ISBN
978-4-7888-0771-6
販売価格
4,000円+税
サイズ
A5判
製本
ハードカバー
頁数
344ページ
備考

はじめに
第1部 コールドチェーンの食 日本ことはじめ
1節 東京オリンピックの選手村食堂計画 2節 GHQ接収と「帝国ホテル」料理人 3節 ヨーロッパ料理修行と柔道 4節 シベリアでの料理修行 5節 東京ステーションホテル」と機内食 6節 オリンピック選手村食堂の四つの課題 7節 アメリカ「第五空軍」と「メニュープランニング」 8節 ホテル業界の大変革と大躍進 9節 食のバイブル「コールドチェーン勧告書」 10節 大阪万国博覧会のフードサービス 11節 ロイヤル」の決断と取組み 12節 アメリカ料理の一斉上陸 13節 「マクドナルド」の食材規格 14節 「ペガサスクラブ」と「すかいらーく」 15節 資本の自由化と外資の参入 16節 セントラルキッチンのシェフ

第2部 アメリカ食の形成
17節 「トヨタ」の「スーパーマーケット方式」 18節 「フォードシステム」の原点、食肉加工と通信販売 19節 イギリス政府調査団が発見した「アメリカン・システム」 20節 ナポレオンが求めた新発明 21節 缶詰がアメリカの食卓を席巻する 22節 「缶詰スキャンダル」 23節 「バイソン」肉食から「牛」肉食へ 24節 アメリカの錬金術 キャトルドライブ 25節 「シンシナティ方式」と食肉産業 26節 大量「牛肉」の配送機構 27節 アメリカの「氷」産業 28節 「氷」産業と農業革命 29節 「ボストン氷」と「函館氷」 30節 「プルマン」食堂車と「ハーベイハウス」

第3部 「安全」「栄養」「経済」のアメリカの食
31節 「中産階級」の食文化 32節 アメリカの「家庭と台所」 33節 「百貨店」の小売革命 34節 「通信販売」と耐久消費財 35節 「商品取引所」と「卸売商」 36節 「チェーンストア」 37節 都市と衛生 38節 「安全」と「栄養」と「経済」の食 39節 大衆消費社会の登場 40節 自動車と電気冷蔵庫 41節 「スーパーマーケット」の誕生 42節 第二次世界大戦と「冷凍食品」 43節 「レビットタウン」とアメリカの戦後 44節 テレビの時代と「TVディナー」 45節 「ルート66」とロードサイドビジネス

第4部 日本の近代食と現代食
46節 徴兵制と日本食の形成 47節 「兵食」と大量炊飯 48節 連合艦隊と特務艦艇 49節 給糧艦『間宮』と特務艦『はまな』 50節 日本初のスーパーマーケット「紀ノ国屋」 51節 「ダイエー」と冷凍食品売場 52節 「ダイエー」と中内の栄枯盛衰 53節 卸売市場と日本型「スーパーマーケット」 54節 「セブンイレブン」1号店とリーチイン・クーラー 55節 「中食」とコンビニエンスストア 56節 コロナ禍で変わった食市場
あとがき

著者紹介

茂木信太郎(もぎ しんたろう)
博士(観光学)
元信州大学大学院教授 元亜細亜大学経営学部教授
奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校非常勤講師
著書:『食の社会史』(2019年、創成社)、『フードサービスの教科書』(2017年、創成社)、『食の企業伝説』(2007年、一草社)、『吉野家』(2006年、生活情報センター)、『外食産業の時代』(2006年、農林統計協会)、『キーワードで読み解く現代の食』(1998年、農林統計協会)、『現代の外食産業』(1997年、日本経済新聞社)、『外食産業テキストブック』(1996年、日経BP社)、『都市と食欲の物語』(1993年、第一書林)

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