渋沢思想の成立基盤

日本資本主義の父と言われる渋沢栄一。その渋沢栄一に多大な影響を及ぼしたとされる「水戸学」。水戸学が彼の思想形成に及ぼした役割を解明。
- 著者
- 大江 清一 著
- 出版年月
- 2025年3月31日
- ISBN
- 978-4-7888-0777-8
- 販売価格
- 16,000円+税
- サイズ
- A5判
- 製本
- 函入り
- 頁数
- 724ページ
- 備考
-
はしがき
序 章 課題と構成
第1章 水戸学と渋沢思想―分析方法と予備的考察―
第Ⅰ編 自己実現論の予備的考察
第2章 藤田東湖『回天詩史』と渋沢思想
第3章 藤田東湖『常陸帯』と渋沢思想
第4章 藤田東湖『弘道館記述義』と渋沢思想
第5章 第Ⅰ編のまとめ―藤田東湖と渋沢思想―
第Ⅱ編 会沢正志斎と渋沢思想
第6章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―国体(上)に探る渋沢思想の淵源―
第7章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―国体(中)に探る渋沢思想の淵源―
第8章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―国体(下)に探る渋沢思想の淵源―
第9章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―横浜焼き討ち計画の予備的考察―
第10章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―形勢と虜情に探る渋沢思想の淵源―
第11章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―守禦に探る渋沢思想の淵源―
第12章 会沢正志斎『新論』と渋沢思想―長計に探る渋沢思想の淵源―
第13章 第Ⅱ編のまとめ―会沢正志斎と渋沢思想―
第Ⅲ編 正名思想と倫理規範
第14章 渋沢栄一の正名思想
第15章 渋沢栄一の陰徳と犠牲的精神―徳川慶喜に学んだ倫理規範―
第16章 第Ⅲ編のまとめ―正名思想と倫理規範―
終 章 まとめと展望
おわりに
著者紹介
大江清一(おおえ・せいいち)
1952年 東京都生まれ
1975年 慶応義塾大学経済学部卒業
第一勧業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)、いすゞ自動車㈱、神奈川大学経済学部非常勤講師を経て、埼玉学園大学経済経営学部特任准教授。2023年定年退職。
博士(経済学)(埼玉大学)
専攻:経営倫理、金融史
著書:『渋沢栄一の精神構造』(時潮社、2022年)『義利合一説の思想的基盤』(時潮社、2019年)『銀行検査の史的展開』(時潮社、2011年)
論文:「渋沢栄一と水戸学思想―藤田東湖『回天詩史』の思想的影響―」『埼玉学園大学紀要』経済経営学部編第22号(埼玉学園大学経済経営学部、2022年12月)など