社会学原理 QED(証明終了)―人間の特性としての再帰的認識能力からみた社会理論の可能性

人類はなぜ神の名のもとで戦争をするのか。
この問いに社会学は答えることができる!
私は著者とこの問題意識を共有している。(講評)
竹内 啓・東京大学名誉教授/明治学院大学名誉教授/日本学士院会員
本書に展開されている楠本氏の社会学は、通常の社会学をはるかに超える独創性を誇っている。これは氏の多年にわたる学問的研鑽の集大成であり、一読に値する。
駒井 洋・筑波大学名誉教授
- 著者
- 楠本 修 著
- 出版年月
- 2025年3月17日
- ISBN
- 978-4-7888-0774-7
- 販売価格
- 4,500円+税
- サイズ
- A5判
- 製本
- 上製
- 頁数
- 376ページ
- 備考
-
序 本書に書かれていること
1 社会学理論の基本構造と社会への視点
2 社会学理論の課題
3 自己言及・再帰的認識能力の深い闇
4 人間はいつ失楽園したか
5 社会をどうみるか―人間の特性としての再帰的認識能力
6 行為と意味
7 社会における交換・秩序構造・信念体系・思考の経済学
8 人口圧力・生態系による制限と意味の変化
9 秩序構造・支配・闘争と戦争
10 方法と対象 方法は対象で規定される
まとめ—本書でいいたかったこと
おわりに
著者紹介
楠本 修(くすもと おさむ)
玉川大学文学部理財専攻卒業、日本大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学。
『アジアにおける人口転換-11か国の比較研究』で博士号。
博士 (国際学) 明治学院大学乙2号。
財団法人アジア人口・開発協会(APDA)研究員。
人口と開発に関する議員活動の事務局として、アジア15か国で36回にわたって人口と持続可能な開発に関する政府開発調査を実施。
153回にわたって国会議員会議の起案・運営、ネットワーキングに従事。
1994年の国際人口開発会議(ICPD)に先駆けて実施した国際人口開発議員会議(ICPPD)運営委員長補佐、会議事務総長補佐として宣言文の起草を行う。
ICPD行動計画の「前文」と「原則」色濃く反映された。その後も、1995年の世界社会開発サミット(WSSD)、1996年FAO世界食糧サミット(WFS)、などにあわせて国際国会議員会議の運営を担った。
前公益財団法人アジア人口・開発協会(APDA)常務理事・事務局長。
前一般社団法人未来構想会議(FFV)事務局長。
日本大学文理学部講師。
持続可能な開発に関するグローバルアドバイザーズ(GAfSD)代表。
一般社団法人教育・共生の会 副理事長。
特定非営利活動法人 ジョンズホプキンス大学CCPフォーラム常務理事