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社会福祉実践における根源の探求 ―近代における歴史的展開を通して―

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社会福祉実践における根源の探求 ―近代における歴史的展開を通して―
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社会福祉、その歴史研究の積み重ねが、その未来を切り開く
少子高齢化、財政問題、日本経済の弱体化のなかで社会福祉をどのように創っていくのか。
重層的、多様な性格をもつ社会福祉。社会福祉史研究の実績ある著者が、その発展過程を「歴史的思考」するなかで読み解いていく。

著者
杉山博昭 著
出版年月
2024年1月22日
ISBN
978-4-7888-0768-6
販売価格
4,000円+税
サイズ
A5
製本
上製
頁数
344ページ
備考

Ⅰ 社会福祉をめぐる研究の歩み
第1章 社会福祉施設史研究の動向
第2章 石井十次の「信仰」について ―キリスト教史・キリスト教社会福祉史研究での扱いをめぐって―
第3章 社会福祉史研究における渋沢栄一
Ⅱ キリスト教による地域実践の展開
第4章 一九三〇年代のキリスト教による農村社会事業の発展
第5章 東京におけるキリスト教セツルメント ―戦時下の困難から戦後の再建を通して―
第6章 有隣園によるセツルメント活動の歴史的意義
Ⅲ キリスト教社会事業の財源をめぐって
第7章 鉄道の発展と岡山孤児院
第8章 キリスト教社会事業の展開における財源問題
第9章 一九三〇年代における民間社会事業の転換とキリスト教社会事業
第10章 キリスト教社会事業による民間助成団体の活用
第11章 カトリック社会事業施設による音楽会
Ⅳ ハンセン病問題と向き合う
第12章 ハンセン病問題をめぐる責任について
第13章 渋沢栄一とハンセン病との関係
補論1 書評 太田國男『自分の十字架を背負って』 信仰者の立場で差別を問う
Ⅴ 地域社会福祉史の探求
第14章 地域社会福祉史研究の意義と課題
第15章 山口県社会事業と女性
第16章 山口県における社会福祉行政の形成 ―『縣政展望』の社会福祉関係記事を中心に―
第17章 戦後社会福祉行政の農村地域での展開 ―山口県での展開過程―
補論2 「地方」はどこにあるのか
補論3 中国四国における社会福祉史研究

著者紹介

杉山博昭(すぎやま・ひろあき)
1962年生。日本福祉大学大学院修士課程修了。
特別養護老人ホーム、障害者作業所、宇部短期大学、長崎純心大学を経て、2008年よりノートルダム清心女子大学人間生活学部教授。博士(学術・福祉)
主 著
『山口県社会福祉史研究』葦書房
『キリスト教福祉実践の史的展開』大学教育出版
『近代社会事業の形成における地域的特質―山口県社会福祉の史的考察―』時潮社
『福祉に生きる 姫井伊介』大空社
『「地方」の実践からみた日本キリスト教社会福祉』ミネルヴァ書房
『近代における社会福祉の展開―山口県での実践の地域性』時潮社

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