ゆたかなくらし2024年6月号
高齢者の暮らしを追いつめる生活基盤(社会的共通資本)の衰退を考える
政府・財界はこれまで自治体に対して強引な市町村合併の押しつけ、公共施設の縮小、過疎地の交通網の縮小など、地域住民の暮らしにくさを助長し、過疎地域化を“推進”してきました。
そのあげくに、さる4月にはついに全国自治体の7割を「消滅可能性自治体」と名指しするまでに追い詰めています。
この社会で暮らすすべての人々にとっての「ゆたかなくらし」を保障する「社会的共通資本」の意義と衰退の危機を考えます。
焦点として能登半島地震での被害を自身の施設にも受けながら、被災地域からの利用者受け入れに奔走した特別養護老人ホームの生活相談員の報告なども掲載しています。ぜひご覧ください。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2024年6月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9059-6
- 販売価格
- 741+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
高齢者の暮らしを追いつめる生活基盤(社会的共通資本)の衰退を考える
社会的共通資本としての社会保障 ―スウェーデンに学ぶ 福地潮人
しあわせ触れあう高齢施設を地域にいつまでも ――「公共施設等総合管理計画」の批判的検討 安達智則
「共に創る」くらしの移動手段を考える 野村 実
社会的共通資本としての公営住宅と高齢者問題 ―岐阜県における公営住宅に関するアンケート調査から― 高木博史