ゆたかなくらし2024年4月号
まだまだ“介護は女性の役割”といった性別役割分業意識が残る日本の社会ですが、女性の社会進出が進むなか、一方では、高齢者人口の増加、要介護高齢者の増加、高齢者世帯の増加、三世代世帯の減少、核家族世帯の増加などなどの要因から、いまや家族介護者の3人に1人は男性、その数100万人に上り、介護従事者の5人に1人も男性となりました。
しかし、“男らしさ”“男のメンツ”“男としてのプライド”などなどを幼少期から今日まで家庭から教育、職場で陰に陽にたたきこまれ、「ジェンダー規範」を鎧兜のようにまとった男性の介護の場での抵抗感、葛藤は想像以上に大きなものがあります。
実践事例を通して、それらに立ち向かい克服していく課題を考えます。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2024年4月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9057-2
- 販売価格
- 741+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
ジェンダー視点から見た男性の“介護”“要介護”の課題を考える
ジェンダー視点から見た高齢者の生活と社会活動 ~高齢男性の意識と役割に焦点をあてて~ 津止正敏
高齢男性の意識の現状と高齢者福祉の課題 鈴木 靜
地域の居場所づくりをジェンダー視点で考える―男性高齢者の担い手と通い手を切り口にして 桝野光路