危機のグローバルガバナンス―新たな国際協調体制への道
コロナが象徴したグローバル資本主義の限界と国際社会の構造危機。
気鋭の研究者が危機の本質と歴史の教訓を踏まえ、市場と国家の力学変化の中での新たな国際協調への枠組みを提示する。
- 著者
- 千葉 千尋 著
- 出版年月
- 2021年4月26日
- ISBN
- 978-4-7888-0750-1
- 販売価格
- 2,200円+税
- サイズ
- A5
- 製本
- 上製
- 頁数
- 240ページ
- 備考
-
はじめに
第1部 近代国際ガバナンス体制の成立と展開
第1章 国際ガバナンス体制の変容と理論/第2章 黄金の拘束服による19世紀ガバナンス体制の成立と展開/第3章 戦後ブレトンウッズ体制の成立と展開/第4章 ブレトンウッズ体制の姉妹軸としての欧州統合の展開
第2部 グローバル市場化と国際ガバナンス危機
第5章 グローバル市場化の進行と国際経済構造の変容/第6章 グローバリゼーションの暴走と国際ガバナンスの分断
第3部 21世紀型国際ガバナンス体制の再建に向けて
第7章 市場と国家の力学構造の変質/第8章 国際ガバナンス体制再建への選択肢/第9章 21世紀型国際協調ガバナンスの再建に向けて
終 章 結びにかえて―ソフトパワーと地域協調を軸に
著者紹介
著者紹介 千葉千尋(ちば・ちひろ)
2011年 ウォーリック大学大学院国際関係学専攻修了、MA取得
教育機関やIT企業を経て、 ドイツ銀行、 野村HD等金融機関に勤務
その後、 国際政治経済およびEU研究に従事
日本EU学会会員
立命館大学招聘講演、学会発表などの研究活動実績他
研究著作に『国際政治経済学新論―新しい国際関係の理論と実践―』(共著)など