ゆたかなくらし2021年4月号

増加する〝特養入所難民〟~制度と建物が残って福祉は消える!? ~
6年前から特別養護老人ホーム入所対象者は原則要介護3 以上に限定され、当時入所待機していた約18 万人のほとんどが入所資格を失い、無情に切り捨てられました。
その後も特別養護老人ホームは増えていますが、いまなお約29 万人が入所待機しています。
しかし、最近は要介護3以上であっても、いくら入所待機していても入所できないケースが増加しています。
その背景には、特別養護老人ホームが介護保険制度により福祉機能を失い、“有料老人ホーム化”しつつある現実や極度の人手不足等々があります。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2021年4月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9021-3
- 販売価格
- 741円+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
●増加する〝特養入所難民〟 ~制度と建物が残って福祉は消える!? 西岡 修
●特養に入れない!施設数都内最多の練馬区における入所待機者の実態 全国老人福祉問題研究会 練馬支部
●特別養護老人ホーム入居者の受診・入院相談、退院支援について考える 田邊 薫
●改めて考える「特別養護老人ホームの原点」 安岡芙美子
●いま、何が問題か ~人材派遣・紹介会社の利用と人材募集戦略~ 本誌編集部