ゆたかなくらし2021年2月号

食べることは生きること」を実践する
「食べることは生きること」とよくいわれます。人は食べる楽しみや食を通じて人とつながり、生きる喜び、潤いを得ることができます。
食事はあまりに日常的であるためにかけがえのないそれらの意味をみすごされがちですが、福祉のなかの食事の位置づけをみればその福祉の質を推し量ることができるとすら指摘されます。
いま、福祉・医療の現場では、ひとりぐらしなどの地域の高齢者や介護等が必要な高齢者の支援に「食事」のサポートやそれらを切り口にした実践が広がっています。その人の食事を見ることはその人の生活全体の理解につながり、食事の提供や食文化の保障は、生活全体を支えること、人権保障の重要な構成要素だからです。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2021年2月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9019-0
- 販売価格
- 741円+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
●在宅高齢者に対する支援 ~食から入り生活全体を支援~ 山口はるみ
●最期まで口から食べるために今からやっておくべきこと ~高齢者の摂食・嚥下と口腔ケア・義歯の活用~ 中野俊介
●歯科医師会が高齢者・障がい者の歯科治療やえん下機能評価事業 ~東京都練馬区~ 本誌編集部
●「3食たべてはいけませんか?」生活保護基準引き下げ違憲訴訟名古屋地裁判決の問題点 ~コロナ危機の今こそ生存権保障を~ 西野 武
●特別養護老人ホームにおける食事改善の歩みと現在の課題 野口典子
【施設紹介】金井昌弥 【職員紹介】市田幸治