ゆたかなくらし2020年12月号

2020年8月、5年半にわたった特養あずみの里業務上過失致死事件は控訴審判決で第1審有罪判決破棄、無罪判決が言い渡され、勝訴しました。不当な起訴を受け、被告人とされた山口さんとそれを支えた弁護団およびあるべき介護を守るため支援した全国の人々の大きな勝利でした。
この訴訟は官憲の介護現場への介入と恫喝、その結果としての現場の萎縮、食事の意義を含めたにんげん的な介護のあり方などなど、今後も検討を深め、発展させていく契機としなければならない多くの問題を提起しています。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2020年12月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9017-6
- 販売価格
- 741円+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
●特集「あずみの里」裁判勝訴の意義を全国の介護現場に
●介護の未来のために
~特養あずみの里刑事裁判が明らかにした介護問題と高裁無罪判決の意義~ 藤井 篤
●「資料」声明(特養あずみの里事件の東京高裁判決確定にあたって)特養あずみの里事件弁護団
●介護現場はどう受け止めてきたか~あずみの里裁判高裁勝訴判決を受けて~ 天野義久
●あずみの里裁判から人の命とくらしに向き合える職員配置基準を考える~老健施設現場の実態から~藤田隼平
●「解説」特養あずみの里裁判~勝訴を勝ち取るまで~本誌編集部
●【資料】判決要旨