ゆたかなくらし2020年10月号

コロナ禍のもと高齢者に迫る医療危機を考える
「新型コロナ」では感染の疑いがあっても、血痰が出ても、死者が出ても、検査すらさせない世界でも稀有の国ニッポン。
それらは今日までの政府による保健・医療縮小政策の結果でもあります。
高齢者へのコロナ感染拡大、重症化、死亡率上昇が危惧されています。
一足先にコロナ感染拡大による医療崩壊に見舞われたイタリアでは若者と高齢者の命がトリアージされたことは周知のとおり。しかし、日
本でも医療崩壊の事態となれば、例外とはいえません。
また、患者の受診控えで重症化する高齢患者も増加、それと並行して医療機関の収入減少も深刻な状況です。同時に、医療従事者がコロナ対応などで気力・体力ともに限界に達している状況もあります。
- 著者
- 全国老人福祉問題研究会 編
- 出版年月
- 2020年10月1日
- ISBN
- 978-4-7888-9015-2
- 販売価格
- 741円+税
- サイズ
- B5
- 製本
- 並製
- 頁数
- 64ページ
- 備考
著者紹介
【コロナ時評】「コロナ」と「減反」と高齢者 山口道宏
コロナ危機に立ち向かう国際連合-「『容認できない』高齢者へよりよい保護を」 鈴木 靜
行政はいまこそ真摯に医療機関支援を~新型コロナ診療を担い莫大な赤字に~ 本澤 博
コロナから市民を守りぬく都心の医療機関~その苦闘と課題(病院・診療編)~ 勝又喜人
地域みまもりの崩壊で孤立する団地の高齢者 加藤七重
高齢者のいのちと尊厳を守る医療制度の確立を 寺尾正之