資本論が解く労働者の格差
教育の市場化進展で、教育水準の違いによって人間自体の価値が違うとする認識を、『資本論』・宇野経済学の擬制資本論を適用して批判した、これまでにない著作。賃金が低いのは人間としての価値が低いからだと、自己責任のようにとらえる認識は、労働者の団結を妨げる。本著は、現実に労働者自身がこの観念に取り憑かれていることを剔抉する。
- 著者
- 谷田 道治 著
- 出版年月
- 2020年8月25日
- ISBN
- 978-4-7888-0740-2
- 販売価格
- 2,500円+税
- サイズ
- A5
- 製本
- 並制
- 頁数
- 224ページ
- 備考
著者紹介
谷田道治(たにた・みちはる)
1952年生まれ。共著として『「資本論」を超える資本論』鎌倉孝夫編著・社会評論社、『新自由主義の展開と破綻』鎌倉孝夫編著・社会評論社ほか。