人体発生学と生命倫理
「新型出生前診断」の結果を受けて染色体異常の胎児の中絶が行われている。それは障害による「命の選別」という問題を抱えている。本書は先天異常誘発の因子と受胎前の予防についても述べ、生命倫理学から共生社会を考察。
- 著者
- 平塚儒子 編 松尾拓哉 デッカー清美 宇城靖子 佐渡洋克 共著
- 出版年月
- 2018年4月15日
- ISBN
- 978-4-7888-0724-2
- 販売価格
- 3000円+税
- サイズ
- A5判
- 製本
- 並製
- 頁数
- 264ページ
- 備考
著者紹介
平塚儒子(ひらつか じゅこ)
大阪府立高等学校同和教育研究会、障害者担当理事(1985年~1998年3月)
文部省内地留学生・近畿大学医学部解剖学第1教室(1983年4月~1986年3月)
長崎純心大学大学院人間文化専攻科博士前期(2002年4月~16年3月)
四天王寺国際仏教大学大学院人間社会学研究科博士後期課程(2004年4月~2009年3月)
帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授(2009年4月~2014年3月)
著書に『「社会的脱落層」とストレスサイン―青少年意識の国際的調査から』(時潮社)、『実践的「親学」へ』(監修・編、時潮社)、『子育て支援』(監修・編、時潮社)、『自己回復と生活習慣』(編著、時潮社)、『医療を学ぶ学生のための解剖の手引き』(共著、時潮社)
松尾 拓哉(まつお たくや)
博士(医学)
近畿大学医学部解剖学教室・医学基盤教育部門講師(解剖学・発生学)および近畿大学大学院総合理工学研究科遺伝カウンセラー養成課程講師(医療特論)、実験動物モデルを対象とした発生学的研究(先天異常)を行う。特に生後の児の行動に異常が現れる神経発達障害についての研究が多い。現在は、二分脊椎の発生を低減する唯一の栄養素(葉酸)の認知と摂取促進について、医療・栄養課程の学生を対象に調査・研究・普及を行っている。
著書に『医療を学ぶ学生のための解剖の手引き』(共著、時潮社)がある。
デッカー清美(デッカーきよみ)
1988年 日本赤十字社助産婦学校卒業
1993年 サフォーク大学経営学部卒業
2013年 首都大学東京人間健康科学研究科看護科学域 博士後期入学
2017年 明治国際医療大学看護学部教授(平成30年3月退任)
宇城 靖子(うしろ せいこ)
現在、明治国際医療大学看護学部講師
著書『自己回復と生活習慣』分担執筆、「今日の社会と便秘―若者と高齢者の便秘の比較―」「若者と高齢者の主食と嗜好品が及ぼす糖代謝」担当
佐渡 洋克(さど ひろかつ)
弁護士
2008年 京都大学法学部 卒業
2010年 大阪大学大学院高等司法研究科修了
2010年 司法試験合格司法研修所入所
2011年 弁護士登録(大阪弁護士会)
2018年 関西パートナーズ法律事務所開設 現在に至る。